判決

仮処分命令を受け入れて幕引き

公判に向けて東京地裁はネバダ州・ラスベガスにあるとされるFC2の本社へと呼び出しを行いますが最後まで誰も出廷することはなく、原告側の訴えがそのまま認められる形となります。そして2013年2月6日、東京地裁はFC2に対する発信者情報開示の仮処分命令を発令。その後、FC2は発信者情報を開示しました。

本件は、強制力をもたない仮処分命令にFC2が従って開示したという形で幕を引き、執行が困難という点は問題になりませんでした。しかしもしFC2側がとことん争う姿勢を見せれば裁判は長期化し、依然として解決は困難だったかも知れません。

海外の業者に情報開示させる

「ネット治外法権」は終わった

ブログでの名誉毀損が問題となった場合には、FC2のような業者に対して、まず「削除」を請求するのが一般的です。しかし「削除」に応じない場合は、発信者情報の開示を求めるしかありません。

FC2に開示命令が出されたことで、名誉毀損が明らかな場合、海外に拠点を置く業者であっても発信者情報の開示に応じさせるための道筋が一つできたといえます。